下関市豊北町の寺院墓地にて、２基同時にお墓じまい工事を行いました

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。今回は、下関市豊北町のお寺様墓地でのお墓じまい工事の様子をご紹介します。

 

下関市豊北町 寺院墓地 墓石解体撤去工事
石種：中国産 G063

 

ホームページをご覧になったお客様からメールでお問い合わせをいただきました。関西にお住まいの方でした。

 

下関市豊北町のお寺様墓地にあったご相談のお墓です。とても立派なお墓が２基並んで建っています。ご連絡をくださったのは息子さんで、こちらのお墓はそのお家の代々のお墓と、そのお母様方のご実家のお墓だそうです。二つ一緒に建てられたということでした。建てられてから年数はそれほど経っていないものの、息子さんは今のところ下関に戻られるご予定もなく、お母様もご高齢でお参りが大変になってきたので、お寺様にもご相談されて、お墓じまいをして遺骨は引っ越しすることにされたそうです。

 

お墓を確認してお見積りを差し上げ、解体工事をお任せいただけることになりました。工事の前にはお寺様で閉眼供養をしていただき、ご遺骨を取り出しました。お客様ご本人はお越しになれなかったので、取り出したご遺骨は後日当社で乾燥などの作業を終えて、送骨させていただきました。

 

ご遺骨の取り出しを終えたら、工事開始です。まずは左側のお墓の一番上の棹石を取り外しています。今回は通路にカニクレーンを入れて作業することができました。

 

下台を吊り上げて取り外しています。お墓の中でも重量のある部材です。

 

納骨室の上のお墓本体をすべて取り外しました。同じ手順で、右側のお墓も取り外しを進めます。

 

右側のお墓の天板を取り外しているところです。この天板だけでも500kgはあります。慎重に吊り上げて解体を進めていきます。

 

次は、灯篭などお墓周りのものを取り外して搬出していきます。もっこを広げて準備して・・・

 

灯篭や、取り外した外柵の一部なども入れて、吊り上げて運びます。こうしたクレーンでの作業だけでなく、外柵の解体などの際も、万一にも周りのお墓にぶつかったりすることがないように慎重に行います。

 

取り外した石材をトラックに積んだところです。お墓本体以外にも、灯篭や墓誌、外柵など、たくさんの石が使われています。

 

石材は、縁石や貼り石を残して解体・搬出を終えました。玉砂利はスコップですくって取り除いていきます。

 

玉砂利を取り出したら、縁石と貼り石も取り外します。丈夫な基礎の上に、しっかりと施工されたお墓でした。

 

石をすべて取り外したら、破砕機のついたユンボを入れて基礎コンクリートも解体します。二つのお墓を同時に施工しているので、基礎は大きく丈夫なものでした。割ったコンクリートも搬出して、更地に戻していきます。

 

基礎部分も取り外しを終えました。くぼんだ部分には土を戻し・・・

 

表面にきれいな真砂土を敷いたら、工事完了です！

お墓２基分の敷地とあって、とても広いですね。次にお墓を建てる方に気持ちよく使っていただけるように仕上げて、お墓じまいが完了しました。

 

お客様には、メールでお写真をお送りして工事完了のご報告を差し上げました。今回はお客様がこちらにお越しになることができなかったので、お問い合わせからお見積り、完了のご報告まですべてのやり取りをメールで進めました。最近はLINEで連絡を取り合う場合もあります。今回のお客様は、ご自分がお越しになれない状況でご不安もあったと思いますが、きれいに工事が完了した様子をご覧になって、安心しましたとおっしゃっていただけました。

今回工事をさせていただいた下関市豊北町は、南北に距離がある下関市の中でも北の方で、長門市に近いところです。当社は、豊北町をはじめ下関市～北九州まで、広いエリアをカバーしています。「少し遠いけど大丈夫？」と気遣ってくださる方もいらっしゃいますが、機動力とパワーを活かして様々な地域でお仕事をさせていただいていますので、どうぞ遠慮なくお申しつけ下さい^^