下関市営下関中央霊園にて、埼玉県への改葬にともなうお墓じまい工事。LINEでのやり取りで、お見積りから工事、送骨まで

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関中央霊園にて、改葬にともなうお墓じまい工事をさせていただきましたのでご紹介いたします。

 

【下関市営中央霊園　普通A区　墓石解体工事　石種：山口県産 徳山石】

 

ホームページをご覧になったお客様から、お電話でお問い合わせをいただきました。下関市営の下関中央霊園にお墓をお持ちで、ご遺骨を改葬してお墓じまいをご検討で、見積もりをしてほしいというご依頼でした。

 

こちらがご相談のお墓です。お電話で区画番号を伺って、お墓の確認を行いました。普通A区、4㎡の広さがあり、全面石貼りの立派なお墓でした。下関中央霊園は、こちらのような普通区画の他にも、芝生の洋型規格墓地や、ここよりも広さのあるB区・C区などもあります。

お客様とご一緒にお墓の確認が難しい場合、まずは区画番号が分かればそれを伺って確認します。ここ下関中央霊園の場合は、もし区画番号が分からない場合でも、名義人様のお名前が分かれば管理棟で確認することもできます。

 

30年ほど前、山口県ではポピュラーな地元の石、徳山石で建てられたお墓でした。区画番号は伺っていましたが、正面の文字や建立者の方のお名前も確認して、間違いがないよう進めます。お客様は埼玉県にお住まいの方でしたので、今回ご遺骨は埼玉のご自宅近くへ改葬し、お墓の方は解体してお墓じまいをすることを検討されたそうです。お墓の確認を終え、お見積りをご提出してご依頼いただくことができました。今回は、お客様のご希望でLINEでやり取りをさせていただきました。

 

工事の始まる前に、下関にお住まいのご親類の方が立ち会ってくださる中、魂抜きの法要を行いました。ご遺骨は後日、埼玉県の改葬先へお送りしました。ご遺骨の改葬先の要望でご遺骨はしっかり乾燥させて、ゆうパックでお送りしました。ご存じない方も多いと思いますが、ゆうパックであればご遺骨を送ることができます。

 

お墓の解体工事に入りました。上から順にお墓本体を解体していき、中台（二枚台）まで解体を終えました。なかなか石と石が外れないので見てみると、このようにステンレスの”かすがい”が入っており、セメントで埋め込まれてしっかりとずれないように施工されていました。解体には少し手こずりましたが、当時の工事がしっかりしていた証拠ですね！

 

工事が進み、お墓本体の解体を終えました。

 

お墓の下には立派な納骨室もありました。こちらもすべて解体していきます。

 

周りの石貼りを取り除き、外柵の石を外すところです。角の部分はこのように、L字の金具でしっかりと留めてありました。30年ほど前に施工されたお墓ですが、当時担当された石材店さんのきちんとしたとした仕事ぶりがうかがえます。L字の金具は現在もお墓の工事に使用していますが、30年後もこうしてしっかり強度を保ち、ズレやゆがみを防いでいることには、きちんと効果があるんだなあと実感しました。見えないところですが、やはりとても大事な部分ですね。

 

石の部分から取り外していき、最後にコンクリートの基礎部分を解体して搬出します。大きな塊は小割にして運搬します。

 

コンクリートをすべて取り除いたら、真砂土をきれいに敷いて工事完了です。

 

下関中央霊園では、霊園既設の縁石は残してお墓じまいをします。お客様にはLINEで、工事中・工事終了後のお写真をお送りして、ご確認いただきました。とても安心していただけたようで、「お墓はなくなったけれど、下関に行く際はお礼にうかがいたいです」とありがたいお言葉もいただくことができました。口コミコメントも寄せていただき、ありがとうございます^^

以前から、お客様とメールやお電話でやり取りをさせていただくことは多かったですが、最近はLINEでのやり取りも増えました。言葉でお伝えしづらいことを写真で見て確認してもらいたいときにも便利ですし、お客様の方からも、遠方でもLINEひとつで完結できる、やり取りがメモ代わりにもなるので助かるなど、様々な反響をいただいています。もちろん、お電話や郵送、メールなどの方法もこれまで通りご対応しておりますが、ただでさえ分かりにくいこともあるお墓工事ですから、お客様にとって一番ご負担にならない方法でやり取りをさせていただくのが良いと思っています。 これからも様々なツールを活用してご対応して参りますので、ご希望があればお気軽におっしゃってくださいね。