下関市営関山墓地にて、リモートを活用したお墓じまい工事。関東にお住まいのお客様

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下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。今回は、下関市営関山墓地にてお墓じまい工事を行いましたので、その様子をご紹介します!

 

山口県下関市営関山墓地 お墓じまい 墓石解体撤去工事

 

ホームページをご覧になったお客様からのご相談です。下関市営関山墓地にお墓をお持ちでしたが、お母様が奈良県に、息子さんは関東にお住まいでなかなかお参りに来られないので、下関市のお墓をお墓じまいして、奈良県へお引っ越しされたいということでした。区画番号をうかがって、お墓の確認に向かいました。

 

こちらがお客様のお墓です。昭和41年建立のお墓ですが、とてもきれいにされているお墓です。遠方でなかなか来られないため、ここ最近はお寺様にご相談されて、お掃除をお願いしていたそうです。

 

石製ではなく、コンクリートの洗い出しのお墓です。こちらでは、このくらいの時期に建てられたお墓には同じようなコンクリートの洗い出しのものも多いです。額が入っていたり、台にも模様が入っていたり、少し凝ったデサインですね。

お墓を確認してお見積もりを差し上げて、その後コロナの影響などもあったので少し経って、お盆前にお墓じまいの工事をさせていただくことになりました。

工事の前に閉眼供養をして、ご遺骨を取り出します。ご長男である息子さんとその妹さんがお越しくださいました。お掃除でお世話になっていたお寺様にお経をあげていただいて、その様子は妹さんがリモートで奈良県にいらっしゃるお母様へ送っておられました。とてもいまどきな方法ですよね! 私も初めての経験でしたが、お母様もお世話になったお寺様とリモートでお話しすることができたので、とても安心していただけたと思います。これからの世の中にはアリな方法だなあと思いました^^

 

取り出したご遺骨は、息子様方がお持ち帰りになりました。お客様とお別れした後、お墓の解体工事に入ります。お墓本体を取り外し、納骨室と囲いのブロック等が残っている状態です。

 

基礎部分まですべて取り除いて、きれいに真砂土を入れたら完成です。右手の通路側のブロックは、通路のコンクリートとくっついていましたが、壊れずきれいに取ることができました。

お墓じまいの終了した様子は、メールでお写真を送ってご確認いただきました。きれいになって安心していただけたようです。下関にはもうご親戚の方もいらっしゃらないということでなかなか来られる機会もないかもしれませんが、お帰りになるとき車で駅までお送りした際には、「お墓じまいもして、もうなかなか来ることもなくなるけど、またゆっくり来たいですね」とおっしゃっていました。お母様がかつてお住まいだったところにも行く予定だったそうですが、場所が分からないので・・・と残念そうにもされていたので、「またぜひ いらしてくださいね!」とお話ししました^^

今回は、お客様がリモートを活用されていたのがとても印象に残りました。最初はびっくりしましたが、こんな時期でもありますし、将来的にもとてもいい方法だなあと感心しました! お母様に下関をゆっくり見ていただけなかったのは残念でしたが、お墓の様子をリアルタイムで見ていただけたのはとても良かったと思います。今後、遠方の方で同じようなご相談があれば、この方法で何かお手伝いができるかもしれません! 様々なツールを活用して、より喜んでいただければと思います。