下関市松屋地区での墓石の一部を再利用した移設・おまとめ工事①山の上のお墓の解体工事

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関市松屋地区にて、山の上にあるお墓を解体し、お参りしやすい別の場所にある墓地へ、墓石の一部を再利用して移設・建立する工事をお任せいただきました。今回はその工程のうち、山の上にあった古いお墓の解体工事の様子をご紹介いたします。

下関市松屋地区 自治会管理墓地 解体撤去工事

 

当社のホームページをご覧になったお客様から、「お墓が山の上にあってお参りに行くのが大変で…」とご相談いただきました。早速お墓を確認させていただくことになりました。

ご相談いただいたお墓です。下関市上田中町の当社からは、車で30分ほどの下関市松屋地区にありました。昭和25年建立のとても歴史のある立派なお墓です。山の上なので本当に景色がよく、昔は「こんなにいい場所にお墓を建てられるなんて…!」とお参りされていたそうですが、年々お参りが大変になってきたのでお墓をどうするべきかお悩みでした。私もご一緒に車を降りてお墓まで向かいましたが、坂を上がった先にあるので本当に景色はいいものの、水道もないのでお参りにはご不便も多かったのではないかと思います。お客様は、お参りがしやすい別の墓地にもお墓をお持ちなので、このお墓はお墓じまいをして、その墓地へお墓を建て替えようかとお考えでした。

 

お墓は昭和25年の建立ですが、確認したところまだ十分しっかりしていました。お客様がずっと今まで守ってこられたお墓を名残惜しく思われていることも感じましたので、お墓本体を再活用して、移設・建立することをご提案しました。ほかの石材店さんにも話を聞かれていたようでしたが、再活用のご提案を気に入っていただけて、当社に工事をお任せいただけることになりました。

 

まずは、お墓の解体工事から開始です。工事の前に宗教儀式をしていただいたら、小型のカニクレーンで棹石から順に上から取り外しています。現地確認からそれほど時間は経っていないのですが、お墓のすぐ近くに大きな竹が伸びてきていてビックリしました^^

 

続いて、棹石の下の台座部分を取り外しています。

 

再活用する部分なので、特に慎重に傷つけないように吊り上げて運びます。台石の底面は、平らではなくデコボコしているのが分かります。手加工していた昔のお墓ならではです。

 

周りの玉垣などを取り外し、納骨室の蓋石の拝石を取り外しました。持ち帰ったお墓は、工場できれいに洗浄します。

 

深さのある納骨室内です。今回のお墓は構造上ご遺骨の取り出しが難しかったので、解体中に取り出しました。

 

昭和25年のお墓ですので、お墓の土台の石も納骨室内の石も、すべて間知石が使われています。ひとつひとつ手作りされ、手間暇をかけて作られたお墓だなと感じました。しっかり作られていたので、解体するのも大変でした。

 

石材部分をすべて取り外しました。あとは整地をして完成です。

 

表面をきれいにならして、お墓の解体工事が完了しました。こちらの墓地での作業はすべて完了しました。続いては、お墓の移設・建立工事に入ります。

続きはこちらです↓↓