下関市彦島地区の彦島霊園にて、10㎡のお墓のお墓じまい工事

ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。下関市から北九州を中心に、お墓専門にお仕事をさせていただいております、天の石材の天野です。下関市彦島地区の彦島霊園にて、10㎡ととても広いお墓の解体撤去工事をさせていただきました。

下関市彦島地区　彦島霊園　墓石解体撤去工事　10㎡

ホームページをご覧になったお客様から、「お墓じまいをしたい」とお電話でご相談いただきました。もともとは下関にお住まいでしたが、こちらには今後戻ってくるご予定がなく、ご兄弟様やご親戚の方々とお話された結果、お墓を解体して遺骨は改葬することにされたそうです。

下関市の彦島地区にある彦島霊園にご相談のお墓がありました。当社から車で10分ほどの霊園で、これまでにもお仕事でお邪魔しています。高台にあって見晴らしが良く、響灘が一望できることもあって人気があります。元巨人軍のM選手のお家のお墓もあります。

区画番号をうかがって、お客様のお立会いなしで現地を確認してきました。ご相談のお墓は二つの区画にお墓が建てられていて、10㎡ととても広いお墓です。

正面のご家名や建立された方のお名前を確認し、工事のお見積りをします。お写真を撮ってお客様にも間違いがないことを後日ご確認いただきます。

こちらはお墓の後方です。今回のお墓は、後方の外柵の一部に納骨室の入り口がありました。ほかのお墓の多くはこの部分が区画のブロックになっていますが、お墓を建てる際にここを石造りで作成し、後ろから納骨ができるように作られていました。また今回は、中に納められているご遺骨の数なども念のため確認してほしいとご依頼がありましたので、中を開けて確認させていただきました。

現地の確認を終えて、解体工事のお見積りとあわせて、中に納められている仏様の数をご報告、そのほかに、改葬までの流れ等をご案内しました。ご検討の結果当社に工事をお任せいただけることになり、工事に入らせていただきました。

工事に先立って閉眼供養が営まれました。私も立ち会わせていただいて、法要後ご遺骨の取り出しをお手伝いしてお客様にお渡ししました。その後スケジュールを調整して工事に取り掛かりました。

解体工事が進み、お墓の本体や外柵の手前側の柱などを取り外しました。お墓の解体では基本的に、お墓本体は上の方から、外柵等は手前側から取り外していきます。

外柵の手前側を解体しています。石貼りされている石は門柱などの大きな石と違って薄く、それが基礎コンクリートとくっついているので、簡単には解体や取り外しができません。石を割りながら、基礎コンクリートをはつりながら解体を進めます。移設などの場合、お墓本体は取り外して移設することが可能でも、石貼り部分のみ新しく作っていただく形になることが多いです。

手前の部分を解体した後、奥の部分を解体し、カロート部分と壁を残して解体が進みました。カロート後方の扉部分が見えています。

後方の壁石はとても大きかったので、ずれたりすることのないように、かすがいが入れられていました。しっかりした工事がなされていたお墓でした。

小型のクレーンを使って、大きな部材も取り外していきます。周りのお墓に万一にもぶつかったりしないよう、慎重に進めます。

すべて取り外し、あとは整地を進めていきます。こちらの区画はもともとは後方はブロックでしたので、管理事務所に確認して新たにブロックを設置することにしました。

ブロックを設置して、真砂土を入れて工事完了です！

彦島霊園さんでは、すべて取り除いて更地で返還する決まりになっています。周りの方にも気持ちよくお参りいただけるように、見た目にもきれいな粒の細かい真砂土を表面に敷いて仕上げています。

後方は２段のブロックを設置しています。工事完了のようすを管理事務所の方にご確認いただいて、周りをきれいにお掃除して作業完了となりました。

お客様にはお見積りの際にLINEの連絡先を教えていただいていたので、工事のようすのお写真をお送りしてご報告しました。大切にされてきたお墓の解体・お墓じまいでしたので、ここまで至るまでにも色々なことがあったのか感慨深いものがあったご様子で、「ありがとうございました」とおっしゃっていただけました。このたびは当社にお墓じまいをお手伝いさせていただきまして、ありがとうございました。どうぞこれからもお元気でお過ごしください。

当社でお仕事をさせていただいている下関市内でも、改葬のご相談は年々増えています。お住まいの近くでお参りしたいということから、お墓自体は解体してご遺骨だけを引っ越すケースのほか、ご遺骨とともにお墓そのものも移設・引っ越しをすることもあります。遠方だけでなく、お参りがしにくい場所にあるお墓を移設するケースも多いです。また、お墓やご遺骨を引っ越す際は、自治体への改葬許可申請が必要になります。今回はお客様がご自分で書類申請等されましたが、ご不明な場合は当社で申請のお手伝いもしておりますので、お気軽にご相談くださいませ。